老眼鏡をかけると、老眼が進む・・・・。眼鏡屋がそれを言ってはいけない。

ちょっと、信じられないセリフを聞いたメガネのハマダ(@meganenohamada)です。

タイトル通り、「老眼鏡をかけると、老眼が進む」

という、まあ、ありふれた誤解の話なのですが、
何が問題か?というと、

「櫻井翔くんがCMやっている眼鏡屋さんでそう聞いた」

というところです。

さらにびっくりしたのは、上記のセリフに続き、
「買わなくてもいいですよ」
と言ったらしい。

今回は、このセリフの内容について、ちょっと考えてみましょう。

 お客様は、自分の都合のいいように解釈するので、
その眼鏡店の店員のセリフは正確ではないな とは思いますが、

「老眼鏡をかけると、老眼が進む」

というのは、まあ一般的に考えてウソです。

1.ハッキリ見えない状態で、困っているから老眼鏡をかける、メガネを掛ける、
コンタクトを付ける

わけです。

基本的に視界がクリアになって、視力が改善するのです。


2.そして、一旦老眼鏡をかけ始めると、もう老眼鏡が外せなくなるし、
どんどん度が進む(度の強いものに掛け替える)

というのも、事実であるので、そう思われてもしょうがない部分もあります。

 この2点を踏まえて、説明すると、
ハッキリ見えると、脳の情報が書き換えられるのです。
脳は、快楽を知ってしまうと、そこからランクを落とせないようになっているのです。

ハッキリ見えてしまったら、その映像が標準となってしまい、
“見えないこともないけど、ハッキリしない”という映像は、見えない という判断となってしまい、

前は見えたのに、今は見えない → 度が進んだ

と思ってしまうのです。

これは、脳の情報が書き換えられただけであって、老眼が進んだわけではありません。


ちょっと、話がずれますが、
目の悪い人は、自分が目が悪い という事は知らないのです!
生活に支障が出るレベルの場合は別ですが、特に不自由を感じていない人は、
自分は目がいいと思っているのです。

特に乱視のみの方は、そう思っている場合が意外と多いです。

そしてですね 、視力補正(メガネ等を作る・掛ける)すると、裸眼の生活には戻れなくなる場合が多い ですね。

話を老眼に戻して、
老眼の進行を遅らせようと思ったら、いわゆる“アンチエイジング”に気をつけたほうが良いです。
読んで字のごとく、眼の老化現象ですから、運動したりとか、食べ物に気をつけたりとか

まあ、そういうことです。




もう1点、
「眼鏡必要ないですね。買わなくていいです」
は、量販店(眼鏡屋)の店員としては、失格です!

安売り店であれば、原価を計算して、遠近両用眼鏡の販売は避けたいところ。
お客様の年齢も50歳前後でしたので、老眼でないことはない のです。

通常、遠近両用の使用をおすすめしたりしますが、原価を計算すると、
「遠く用」と「近く用(老眼)」の2本買い推奨です。

2本買ってもそれほど高くはならない計算ですからね。
お客様にとっても負担は少ない。


ただ、メーカーにとっては、ヤな話です。





最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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